王様の耳は卯

35歳で白血病と診断。自分の生活を見直すための日記です。

時間が過ぎていく

1日中、ネットで色々見た所で、何を得たか覚えていない。

 

表面的な情報で、納得してあまり考えることができないのでただの刺激で疲れた。

自分で目標意識を持ってネットも使わないと、時間も体力も取られて怖い。

 

疲れるので水彩絵の具をしてみた。親戚の人に送ろうと思う。

 

絵葉書

 

 

病気になって分かること

世の中、健康であることが前提のコンテンツが多過ぎて、刺激的でしかない。

 

家族や知り合いが、良かれと思ってしてくれることも負担になってしまう。

差し入れてくれたマンガやゲーム機も、アロマの消毒剤も、頭痛と吐き気を促してショック。

 

病院のスタッフの人でも香水の匂いがキツくて、近づかないで欲しい人ほど話しかけてくる。自意識が強いのかも。

 

本当に病気になった人にしか、その立場は分からないのだと改めて感じた。

突然の入院

R4/9/11に大学病院へ緊急となった。

T型急性リンパ性白血球と診断された。

ほんとに?という気持ちで、訳が分からないまま、入院がすすんだ。

 

県外で仕事をしており、

こちらに家族や大切な人はおらず、1人暮らしだったので、

実家の母や兄妹が来ると言っていたが、今までも色々と1人でやってきたし、来た所で何をしてもらっていいか分からないため断った。

 

ただお医者さんが、家族での話し合いは大事なことと、IC(インフォームドコンセント)で、身近な家族への説明によって、患者さんだけでなく、支える人の気持ちの整理にもなる、ということでだったので、やはり来てもらうことにした。

 

病気は自分のことだけど、自分だけではどうしようもなくて、物理的にも精神的にも支えてもらわなければいけないと、その時分かった。今まで気を張って、1人で出来ることは頑張りたいと思っていたけど、自分の体は自分だけの体ではないと思った。